ポイントキャンペーンに釣られて新生銀行に口座を開いたのですが、今日「スタートガイド」が届き、明日以降カードや暗証番号が届くと言うことで、、、開設3ヶ月のボーナスポイントのうち1ヶ月分がどうやら明日1日のみに懸かっているような状態になって呆然としています。(電話で問い合わせても救済はなしだそうです。慌てる乞食は貰いが少ないと言ったところでしょうか。)
※この記事を書いている間に「明日」が「今日」になってしまいました。(笑)
今日の本題は、IPOについてです。証券会社の広告を見ると「IPO」を売りにしている証券会社は結構あります。IPO関係の情報サイトも星の数ほどたくさんありますが、景気のいい話がほとんどですが、いくつか注意点があります。
IPOで注意すべき点は「当選数1」でも「IPO完全抽選でやっています。」と平気で書けることです。
これは「最大××ポイント」キャンペーンとよく似た要素があり、「売出株数」で100倍の水増し(単元株は100株なので当選口数をごまかして当たりやすい雰囲気を作っています。)、「完全抽選割合」で実数ごまかし(完全抽選1口で取扱数10口なら、10%完全抽選)、「補欠」で出来るだけ多くの人に淡い希望を持たせることで口座数を増やし「口座数××万の信頼のおける証券会社」を演出しています。(ダウンロード数××万人と同じ演出です。)
某ネット大手証券会社のIPO関係のポイントなるものに至っては、当選確実ラインが200を超えるとか、5~6年そのまま口座数の水増しに協力しろと言わんばかりです。(私が当たってないだけで、被害妄想なのかもしれませんが、ネガキャンになりそうなので「某」にしました。)
つまり何を言いたいかというと、、、「巷でおいしいと言われているIPOは当たんない。」ってことです。
冷静に考えれば、証券会社の営業にとって希少性の高いIPOの当選枠は究極の営業ツールなので、これを最大限生かすためには、他の要素で儲かる顧客(例えば先日書いたファンドラップをやってる顧客など)に割り当てるのが基本となります。
「完全抽選です。」=「当たりません。」
「割当てがある可能性はあります。」=「割当てを夢見ることは構いませんが現実は無理です。」
と翻訳して証券会社のホームページや情報サイトを読むぐらいがいいと思います。
あと、情報サイトの主催者は、当然証券会社側にとっては重要な顧客なので、絶対補正が入っていることも忘れてはいけません。(情報サイトみていると主催者に営業マンが付いているような記述が散見されます。)
では、IPOは完全な幻想に過ぎないかというと、そうでもありません。
なぜなら、自分自身が「証券会社にとって良い客」になれば、それなりに当たるようになりますし、日本郵政のような大規模上場であれば、普通に当たります。
ただし、大規模上場だとあまり儲からないので、「最大××ポイント」でなく「1ポイント」レベルでちょこっと稼ぐのが基本になります。つまり、普通の株式売買と大した差はありません。(IPOの応募開始から上場の日までの約2週間に同じ資金で別の株やETFを売買して儲けることも十分可能だと思われます。特に今の日経平均株価をみてると、そんな風に感じます。)
ですので、IPOの情報サイトに勧められるまま、何も考えず証券口座を開きまくるのではなく、証券会社の口座開設の際には「その他の活用方法」も自分なりに考えて開設することをオススメします。(ポイントサイトも同じことが言えます。)